
「ノマドちゃうんかい!」と突っ込まれがちな、マルタ島のチャンです😎
「マルタで働きたいけど、どうやって仕事を見つけるの?ビザは?ワーホリってあるの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、実際にマルタで働いた筆者がリアルな体験談を交えつつ、ワーホリがないマルタでの就労ビザ取得の方法や仕事探し、生活の注意点を詳しく解説します!
マルタってどんな国?なぜ人気?
マルタ共和国は地中海に浮かぶ小さな島国。ヨーロッパ・中東・アフリカの交差点に位置し、英語が公用語であるため、英語圏の海外就労先として年々人気が高まっています。
ただし、マルタにはワーキングホリデービザ(ワーホリ)はありません。
「マルタ ワーホリ」で検索されることが多いですが、制度自体がないため、長期で働きたい場合は正式な就労ビザを取得する必要があります。
•公用語が英語(下手な英語でもちゃんと聞いてくれる)
•気候が温暖で過ごしやすい
• ヨーロッパ内では物価が比較的安い
• ビザ取得が他のEU諸国に比べてハードルが低い
• 観光業や飲食業の求人が多い
•ビザを取得すれば病院費用無料
仕事の探し方:初心者は「Washoku Job」がおすすめ
筆者が初めてマルタで仕事を見つけたのは「Washoku Job」という日本食関連の求人サイトでした。
「海外 寿司職人」と検索して一番上に出てきたサイトで応募し、簡単に仕事が決まりました。
ただ、働いてみると、
• 現地スタッフとの文化・価値観の違い
• 会社制度やルールの曖昧さ
• 日本の「報・連・相」とは違うコミュニケーション
など苦労も多かったですが、海外で働く経験は何より貴重で、挑戦して本当によかったと思っています。
マルタの仕事市場と採用のポイント
コネクションが非常に重要!
マルタは小さな島で、日本人社会は狭く、人間関係が仕事に影響します。
筆者も2回転職しましたが、どちらも知り合いからの紹介で決まりました。
• 元同僚や現地の日本人からの推薦が強い
• 職歴や人柄が伝わっているので採用されやすい
• 悪い評判もすぐ広がるので注意が必要
LinkedInは必須ツール
マルタは英語圏かつヨーロッパ文化圏なので、仕事探しにはLinkedInが非常に有効です。
• 英語プロフィールをしっかり作成
• スキルや職歴を詳細に入力
• 企業からのスカウトもある
IT、観光、教育、飲食など幅広い業界で求人が見つかり、英語力(流暢に話す必要はない)があれば選択肢は広がります。
マルタの就労ビザ(Work Permit)取得方法と最新事情
就労ビザは必須!ワーホリはありません
マルタで合法的に働くには必ず就労ビザ(Work Permit)が必要です。
冒頭で述べた通り、ワーキングホリデービザ制度はマルタには存在しません。
ビザ申請に必要な書類
• 雇用契約書(Job Offer)
• 賃貸契約書(居住証明)
• パスポートコピー
• 健康保険加入証明
申請期間と働ける期間
初回申請には約2〜3か月かかることが一般的です。この期間は労働を許可しないところがほとんど…
ただし、ビザの更新申請中は引き続き就労可能なので、更新時には仕事を休む必要はありません。
他EU圏より就労ビザが比較的取得しやすい
マルタは外国人ウェルカムな政策を打ち出しており、筆者個人の経験と現地の動向から見ても、他のヨーロッパ諸国に比べて就労ビザの取得ハードルは低いと感じます。
前年度では東南アジア圏中心にタクシードライバーの大量送還などが話題になった時期もありますが、他のヨーロッ諸国と比べるとマルタは外国人労働者を積極的に受け入れている国です。
英語試験の導入
最近は英語力証明のための試験も導入されましたが、
• 一度落ちても再チャレンジ可能
• ネイティブ並みの流暢さは求められていない
という実態があります。英語に自信がなくても挑戦しやすいのが特徴です。
ビザ申請における家探しと生活費のリアル
ビザ申請には必須条件として賃貸契約書(住所証明)が必要です。
つまり、ビザが下りる前に住居を契約し、家賃を払い続ける必要があります。
• 家賃はエリアにもよるが月€500〜€1000程度 (シェアハウスが一般的)
• 水道・光熱費は別途€50〜€100程度
• 3か月分の家賃+生活費を用意しておくのが安心
ビザ申請中は働けないケースもあるので、十分な貯金や副業の準備があると安心です。
マルタで働くメリット・デメリット
メリット
• 英語圏で実務経験を積める
• EU圏へのアクセスが良い
• 多国籍環境で国際感覚が磨ける
• 日本人が活躍できる日本食・観光業求人が豊富
• 就労ビザ取得が比較的容易
デメリット・注意点
• ビザ申請・更新は手間と時間がかかる
• 小さな島のため転職は空いたところを狙うタイミングが重要
• 日本人社会が狭く評判が広がりやすい
マルタで働きたいあなたへアドバイス
- LinkedInで英語プロフィールを整備し、積極的に活用する
- 最低3〜6か月分の生活費を用意してから渡航
- 日本人コミュニティや現地人脈を作る
- 雇用主にビザ申請や更新の条件を事前にしっかり確認
- 文化の違いは当然と受け入れ、柔軟に対応する心構えを持つ
まとめ
マルタはワーホリ制度はないものの、英語圏で働けて就労ビザも比較的取りやすい魅力的な国です。
日本食店など日本人向けの求人も多く、未経験者でもチャレンジしやすい環境が整っています。
初めて海外で働く方も、ビザ申請や生活費の準備をしっかり行い、柔軟な対応力を持てば、マルタでの仕事や生活はきっと有意義なものになるでしょう。
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