海外ワーホリや留学といえば、オーストラリアのカフェやバリスタを思い浮かべる人も多いですよね。
でも、マルタは少し文化が違います。ラテアートを楽しむよりも、ローカルカフェでブラックコーヒーを飲む人が多く、“おしゃれカフェの仕事”はあまり多くありません。
そのかわり、英語があまり得意でなくても、マルタのワーホリで挑戦できる仕事がたくさんあります。
この記事では、マルタで英語初心者や海外が初めての人でも働きやすい仕事を紹介します。
🏨 ホテルのキッチン・清掃スタッフ(AXホテル、ヒルトンなど)
観光地マルタではホテルが多く、AX Hotel や Hilton Malta などの大型ホテルでは常に人手不足。
キッチン補助やハウスキーピングなどは英語力がそこまで求められず、まかない付きのこともあります。
ただし、給与は決して高くありません。
2025年時点でのマルタの法定最低賃金は時給 €5.54(週€221.78)です。
実際の現場では時給6〜9ユーロ程度が多く、10ユーロを超える職場は少数派です。
観光シーズン(5〜10月)は特に求人が増え、短期採用も狙いやすい時期です。
🍜 アジアンレストラン・日本食レストラン
マルタには日本食レストランや中華、韓国料理などアジア系のお店も多くあります。
アジア人スタッフが多く、英語が苦手でも入りやすい職場が多いのが特徴です。
ただし、給与は時給6〜8ユーロ前後が一般的で、チップ文化も薄いため収入アップは難しいのが現実。
中でも寿司職人は人気ですが、マルタでは「本格寿司」よりもポケボウルや巻き寿司スタイルが主流。
そのため、日本人の寿司職人技術が高給につながるケースは少なく、アメリカやドバイほどの待遇は期待しにくいです。
①AKI Malta(バレッタ/ Valetta)
- モダン和食ラウンジバー。観光客も多い中心部なので、ホール/キッチン補助の募集が出る可能性あり。
②Obi Japanese Fusion(サン・ジュリアン/St Julian’s)
- レビュー多数の人気店。
- アジアンフュージョンなので英語/接客経験を活かしやすく、「日本人×和食経験」で応募しやすいかも。
③Zest Flavours(スピノラベイ, St Julian’s)
- アジアン&和食・ペルー日本ニッケイ料理というユニークなお店。観光エリアにあり集客も高め。
- 接客/調理補助の求人でチェックする価値あり。
④UMI Japanese Restaurant(ブジバ/Bugibba)
- 海の見えるロケーションで「Modern Sushi Lounge」スタイル。
- 観光地エリアとして短期求人(夏季)が出やすい可能性あり。
⑤Akira Asian Gourmet(サン・ジュリアン/San Giljan)
- 日本・アジア系の料理を提供するレストラン。ホール/キッチン両方の可能性あり。
☕️ カフェ・ベーカリー系
マルタのカフェはローカル色が強く、気取らない雰囲気が魅力。
「Starbucks」「Busy Bee」「Costa Coffee」などのチェーンや、イタリア系「Bascucci」も人気です。
ローカルな「パスティッチショップ(マルタの軽食店)」では人手不足のことも多く、直接お店に履歴書を持って行くと採用されることもあります。
笑顔で接客できる人なら、英語が苦手でも採用されやすいです。個人的には、ピザ屋でピザ焼いてみたいです。
🍹 バー・飲食店(夏シーズン限定も多い)
若者の街「パーチャビル(Paceville)」はマルタ随一のナイトスポット。
バーやクラブでは、バーテンダー・ホールスタッフなどの募集が増えます。
人とのコミュニケーションが得意なら、英語を実践で学べる環境です。
ただし、夜間勤務が多く、夏限定の短期雇用が中心。
オフシーズン(11月〜3月)は一気に仕事が減るので注意です。
🛍 スーパー・お土産ショップ
観光客が多いエリアでは、お土産ショップやスーパーの求人もあります。
「Greens」「Welbee’s」などのスーパーは品出し・レジ・清掃がメインで、英語初心者でも入りやすい定番職種です。
アジアンマーケット「Whenzo」などもありますが、フィリピン人スタッフが多く、日本人が馴染むには少し時間がかかるかも。
せっかくなら、ローカルスーパーや多国籍ホテルの方が英語環境に慣れやすいです。
💆♀️ 美容師・マッサージ・ネイルなど“日本の技術職”
マルタでは、美容・リラクゼーション系の日本人スタッフは非常に少なく、技術職として働ける人はかなり貴重です。🔥
- 美容師:日系サロンが少なく、フリーランスや出張カットで活動する人も。
- マッサージ・セラピスト:ホテルスパでの募集あり。日本式指圧・リンパマッサージは特に人気。
- ネイルアーティスト:現地ではシンプルなデザインが主流。日本式アートで差別化できる。
ただし、給与相場は時給6〜10ユーロ前後。
マルタは観光地でありながら、高給求人は少なく、生活費をまかなう程度と考えておくのが現実的です。
それでも「日本人の丁寧な仕事ぶり」は評価されやすく、口コミや個人客でリピーターを増やす可能性もあります。
🧵 その他の手に職系・専門スキル職
- 料理人・職人系:和食・天ぷら・ラーメンなど経験者は重宝されるが、ポケボウル中心で高給は少ない。
- ハンドメイド・アート:書道や折り紙、手作りアクセサリーなど“日本文化”を売りにできる。
- スポーツ・トレーナー系:ヨガ・ストレッチなどの講師も少なく、ホテルや語学学校でレッスン依頼もあり。
🌍 求人の探し方
ヨーロッパでは「LinkedIn」や「Facebookグループ」で仕事を探すのが一般的。
おすすめのグループ:
- Jobs in Malta
- Expats in Malta
- Japanese in Malta
また、**「直接お店に行って聞く」**のもかなり効果的。
マルタでは紹介や口コミ採用が多く、積極的な行動が鍵になります。
💬 まとめ:英語が苦手でも挑戦できる国、それがマルタ
- 英語初心者はホテル・レストラン・スーパーから始めやすい
- 給料は**時給€6〜9前後(最低賃金€5.54)**が現実的ライン
- 寿司職人・美容師など技術職は貴重だが高給は少ない
- 夏(5〜10月)は求人が多く、冬は減少傾向
- 仕事探しはオンライン+直接訪問が効果的
💡筆者メモ
マルタでは「資格」よりも「やる気」と「人柄」を見てくれる印象です。
英語が完璧でなくても、笑顔と積極性があればチャンスは必ずあります。
せっかくヨーロッパで働くなら、ローカルの人たちと混ざって働く経験をしてみてください。
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