はじめに
海外で働くようになると、避けて通れないのが「英語でのビジネスメール」。しかし、学校で習った英語や日本語の敬語とは全く違うルールや文化があり、最初は戸惑う人も多いはずです。この記事では、英語メール初心者でもすぐに実践できる基本マナー・便利フレーズ・NG例・テンプレートを、筆者自身のリアルな経験を交えてご紹介します。
私は日本では公務員として働いていましたが、その後マルタで寿司店に勤務し、現在はアイゲーミング業界・マーケティング業界で世界中に向けたマーケティング業務に携わっています。日々英語でビジネスメールを送る中で、各国の文化やマナーに配慮しながらやり取りしてきた経験を元に、実践的な内容をお届けします。
海外勤務で恥をかかない!英語ビジネスメールの基本マナー
- 件名は明確に:目的+要点(例:”Request for Meeting on 10 July”/7月10日のミーティングについての依頼)
- 敬称・挨拶:”Dear Mr. Smith”(スミス様) / “Hi Jane”(こんにちは、ジェーン)
- 冒頭のひとこと:”Hope you are doing well.”(お元気でいらっしゃいますか) / “Thank you for your email.”(メールありがとうございます)
- 依頼や確認の表現:Could / Would / Please / I would appreciate if…(~していただけると幸いです)
- 締めの言葉:”Best regards”(よろしくお願いします) / “Sincerely”(敬具)
- 署名を整える:名前・部署・会社名・連絡先などを忘れずに
【初心者向け】英語メールの定番フレーズ&例文5選

- 依頼・確認
- Could you please confirm ~?(~を確認していただけますか?)
- I would appreciate it if you could ~.(~していただけるとありがたいです)
- 感謝
- Thank you for your response.(ご返答ありがとうございます)
- I appreciate your quick reply.(迅速な返信ありがとうございます)
- お詫び
- I apologize for the delay.(遅れて申し訳ありません)
- Sorry for the confusion.(混乱を招いて申し訳ありません)
- 報告・進捗
- I’m writing to update you on ~.(~についての進捗を報告いたします)
- 結びの表現
- Please let me know if you have any questions.(不明点がありましたらご連絡ください)
- Looking forward to hearing from you.(ご連絡をお待ちしております)
海外勤務でやりがちなNG表現と改善例
NG表現 | 問題点 | 改善例 |
---|---|---|
I want you to ~(~してほしい) | 命令的で高圧的に聞こえる | Could you please ~?(~していただけますか?) |
ASAP(なるべく早く) | 急かす印象を与える | At your earliest convenience(ご都合の良いタイミングで) |
I don’t understand(理解できません) | ぶっきらぼうで冷たく感じる | Could you clarify that, please?(ご説明いただけますか?) |
I hope this mail finds you well(お決まり文句の連発) | 表現がワンパターン | Hope you’re doing well / I trust you’re having a great week(バリエーションをつけて) |
【コピペOK】ビジネス英語メールの実用テンプレート集
🔹 依頼メール
Subject: Request for Feedback on Project Proposal
件名:プロジェクト提案に関するご意見のお願い
Dear [相手の名前],
I hope you’re doing well. I would appreciate it if you could review the attached proposal and share your feedback by Friday.
お元気でいらっしゃいますか。添付の提案書をご確認いただき、金曜日までにご意見をいただけますと幸いです。
Best regards,
よろしくお願いします。
[あなたの名前]
🔹 お礼メール
Subject: Thank You for Your Support
件名:ご支援ありがとうございました
Hi [相手の名前],
Thank you very much for your support during yesterday’s meeting. Your input was extremely helpful.
昨日の会議ではご支援ありがとうございました。あなたのご意見は非常に参考になりました。
Sincerely,
よろしくお願います。
[あなたの名前]
筆者の実体験とアドバイス(EEAT強化)
実際、英語メールを書き始めた当初、私も”I want you to~”といった直接的な表現を使ってしまい、返事が返ってこなかった経験があります。別の同僚が同じ相手に丁寧な表現でメールしたところ、すぐに返信が来たということもありました。それ以来、文法よりも丁寧さ・配慮のある言葉選びを最優先にしています。
また、英語圏だけでなく、ドイツやスペイン、アフリカ諸国など、それぞれの文化に応じたコミュニケーションスタイルも重要です。特に、ドイツの方とはより正確で簡潔な表現を意識し、同じ内容を繰り返さないよう心がけています。英文のトーンやミスが不安な方は Grammarly を使ってチェックするのもおすすめです。
次の一手:今日からできる英語メール術
英語でのビジネスメールは「型」さえ押さえれば怖くありません。むしろ、文化を尊重し、配慮ある表現を使うことで、グローバルな信頼関係が築けるようになります。このガイドをブックマークして、困ったときに何度も見返してください。そして、もしもっと具体的なフレーズ集やテンプレートを知りたい方は、以下の記事も合わせてチェックしてみてください。
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