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【実録②】夢だった海外就職、始まって3日目で「終わった」-海外で寿司職人になった話-

マルタに行って、人生変えた!…って言いたかったのよ。
でも現実は…
パワハラ・無視・給料詐欺・謎ルール・契約書の罠・蕁麻疹・謎ルール・謎ルール・謎ルール
なのにね。
“寿司職人”としては、めちゃくちゃ成長してた私がいたんですけど?

👉 第1話はこちら:【実録①】日本で死にかけて、マルタで人生変えた話


目次

🍣包丁・握り・ロール…全部現場で叩き込まれた

職場は地獄。人間関係は地雷原。

でも、仕事のスキル?
最高に伸びてた。

  • 魚を捌くスピードと正確さ
  • 握りの形と美しさ
  • ロール寿司の均一感

もうね、私の手が別人格かってくらい成長してた。

そして最強なのが――
神レベルの日本人シェフがいたってこと!

毎日毎日、魂込めた指導。
教え方はわかりやすいし、仕事に誇りを持ってる人だった。


「日本じゃないと寿司修行できない」は幻想

「寿司は日本で修行しないと…」
「海外なんて邪道」って?

…はいはい。誰が決めたの?

スゴ腕の日本人は、世界中にいるし、
むしろ海外だからこそ学べること、山ほどあるからな?

現場で工夫する力。
異文化とのぶつかり合いの中で磨かれる感性。
マニュアルじゃ対応できない時の判断力。

「本場じゃないと意味ない」とか言ってる人、世界で余裕で負けるよ。


🌎世界で一番美しいカービング、タイ人だった件

野菜でバラ作れる人、見たことある?
私見た。タイ人の飾り包丁、神だった。

もう芸術だった。

技術って、国籍じゃない
ガチで向き合ってる人が、いちばん強い

“日本=最強”って思ってた過去の私、反省してくれ。


💥結論:海外で病んだけど、同時に爆成長した。

  • 地獄の中でスキル爆上がり
  • 修行は場所じゃない。出会いと自分次第
  • 「日本ブランド」に頼ってたら世界では生き残れない

でも現実は、甘くなかった。

マルタに着いた初日は浮かれてたよ?
海きれい、空青い、石造りの街並み、テンションMAX。

**「寿司握ってる私、マジ海外ライフ」**ってなってた。

でもね。4日目に空気が変わった。

「日本人なんだから、寿司うまいんでしょ?」
「給料も優遇されてるんでしょ?」

いやいやいやいや。
ノーノー!(実際言った)でも誰も信じなかった。

その日から、地獄ゲート開いた。

  • 挨拶スルー
  • 会話スルー
  • 存在まるごとスルー

厨房、私が入ると無音。マジで。


🪓「やり直せ!」→包丁ドン!客の前でガチギレ

ミスした瞬間、中国人シェフがブチ切れ。
まな板に包丁ドン!音が脳に刺さる。

マルタ人マネージャーは背後に立って無言で睨んでる。怖いって。

胃は痛いし、家帰ったら蕁麻疹ブワッ!

「やばい、これは心がSOS出してる」って、やっと気づいた。


😱辞めたい。でも罰金?帰りたくない…でも詰んでる

契約書にはこう書いてあった:

「契約途中で辞めたら罰金」

え、海外でそれあり?
でも調べたら――

マルタ政府公式情報によると

「雇用関係には原則として6ヶ月間の試用期間がある(短縮も可能)」

「試用期間中は、雇用者・従業員どちらも理由なく契約解除できる」

「雇用開始から1ヶ月以上勤務した場合は、最低1週間の予告期間が必要」

ありがとうインターネット。 (※マルタの就労契約は基本的には1年契約、毎年更新。

だから、試用期間の最終週に「辞めます」宣言。


🧾給料・勤務時間・福利厚生、全部ウソだった件

  • 給料:700ユーロ(約12万円)→ 聞いてた額の半分以下
  • 有給? ないよそんなもん
  • 12時間勤務×週3(中抜け付き)週6勤務ね。
  • まかないなし、食費自己負担、持ち帰りNG
  • 社宅 → 家賃350ユーロ天引き+電気代毎月1万円以上(意味不明。ほとんど家にいない)☜これについては、「シェアハウスをした話」で書こうと思います。

📜契約書、その場でサインは危険しかない

「時間ないのでサインだけお願いします」って急かされた。

私、元公務員だから契約書はちゃんと見る派だったけど、
マルタに着いてすぐHRと病院に健康診断に行ったときにお願いされたから、流されてサインしちゃった。

他の従業員も全員、同じだったって。

あとさ、なんでか知らんけど

恋愛禁止ルールあったの、なにそれ?

理由:「仕事に支障が出るから」(笑)


🥶「裏切り者」って言われたけど、心は折れなかった

退職告げたら、ボス真っ赤で呼び出し&怒鳴ってきた。

「裏切り者か?」
「社会人の責任は?」
「弁護士を間に入れて法的措置をとるぞ」

私の中ではもう決まってた。

「これ以上ここにいたら、私は壊れる」


👀「ちゃんと見てる人はいる」それで救われた

別店舗のネパール人のシェフが来てくれて、

「大変だったって聞いた。でも頑張ってたよね」

泣いた。普通に泣いた。

誰にも認められてないと思ってた。
でも、誰かはちゃんと見てくれてた。


🍱ランチ営業、ひとりでぶん回して過去最高売上

人いないから、週末ランチ営業まるっとひとり。

プレッシャー半端ない。でも…やった。

結果:その店の一人営業“過去最高売上”更新。

「あ、私、役立たずじゃなかった」
→ 初めて、ちょっとだけ自分を褒められた。


😶‍🌫️孤独の破壊力、想像の10倍だった

  • 家族いない
  • 友達いない
  • LINE返ってこない
  • 声も届かない

地球に私ひとりだけ残されたみたいだった


💡海外で最強のスキル=「助けて」って言える力

日本の「我慢は美徳」は、海外ではただの自滅ルート。

助けてって言っていい。
泣いてもいい。逃げてもいい。

DMでも、コメントでも、私でよければ受け止める。


🤝友達つくらなくてもいい、でも外に出て

無理して仲良くしなくていい。

でも、語学クラスでも、スーパーでも、外に出て。

ちょっと誰かと会話するだけで、
「ひとりじゃないかも」って思える瞬間が来るから。


🌍夢はゴールじゃない。「そのあと」が本番だった

海外就職=ゴールじゃなかった。

夢を叶えて、
心と身体をぶっ壊して、
そしてやっと「ほんとのスタート」に立てた。

自分の意思で辞めて、逃げて、選び直して、私は今、生きなおしてる。


📣今、地獄にいる誰かへ

「そこがすべて」じゃない。
「逃げる」は、生きるってこと。
あなたの“選び直し”、全力で応援してるからな!!

最終話に続きます☞【実録③】日本でも海外でも思った。“働き方”は、自分で決めていい。

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この記事を書いた人

はじめまして、「元ホームレスの嫁」です。
日本では公務員として働き、その後、海外で寿司職人として修行。
今ではマルタのIT企業で、英語を使いながら国際色豊かな仲間と海外オフィスジョブを楽しんでいます。
英語も海外生活も、最初は不安だらけ。でも一歩飛び出せば、意外となんとかなるもんです。
元バックパッカー&ホームレスの夫(現在プロボディビルダーを目指し中)と共に、マルタで挑戦を続ける日々。
「型にはまらない生き方」「海外でのキャリアの築き方」「英語を楽しむコツ」など、リアルに発信中です。

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