マルタでワーホリや長期滞在をしていると、風邪をひいたり、体調を崩して病院に行く必要が出てくることがあります。
しかし「公立と私立どっちに行けばいい?」「薬局でも診てもらえるの?」と迷う人は多いです。
ここではマルタの病院の探し方を、公立病院・ヘルスセンター・薬局・プライベート病院の特徴ごとに解説します。ワーホリや留学で滞在する人にとって役立つ、実体験ベースの情報です。
公立病院(Mater Dei Hospital)

- 24時間365日対応の総合病院
- 診察・入院は原則無料ですが、外国人は一定期間以上の納税実績が必要です。
夫が受診したときには、IDカードと3か月分の給料明細を提示しました。
ただし待ち時間は長く、救急外来でも6時間以上かかることがあります。
病室は50床ほどがカーテンで仕切られている簡素な環境。プライバシーは少ないですが、食事が提供され、眠れるスペースがあるのは助かります。
👉 ポイント:高額治療や入院が必要そうな場合は公立を選択。ワーホリや短期滞在者は対象外になる可能性が高いので要注意。
ヘルスセンター(Health Centres)

- 地域ごとにある公立クリニック
- 診察や診断書の発行は無料
風邪や軽い体調不良のときに便利ですが、産婦人科など専門科は予約が数か月待ちになるケースも。
待ち時間はおおよそ2時間前後と、公立病院よりは短めです。
👉 ポイント:軽症時・診断書目的で使うのがベスト。
薬局(Pharmacy with Doctor)
- 多くの薬局には**GP(一般医:General Practitioner)**が常勤または非常勤で勤務
- 費用:診察10〜20€、診断書15€
私も実際に薬局で診断書を発行してもらいました。
英語でのやり取りですが、説明はシンプルで分かりやすく安心感があります。
ただし医師がいるのは午前中だけ/曜日限定のこともあるので、事前に電話確認をおすすめします。
👉 ポイント:ワーホリや留学で「安く・早く診てもらいたい」場合に一番使いやすい。
プライベート病院・クリニック
- 待ち時間が短く、すぐに診てもらえる
- 診察料は40〜100€、検査や婦人科は150€以上
私が受診したときはパスポートのみでOKでした。
ただし保険の処理は「自分で保険会社に申請してください」と言われ、日本のように病院が直接やってくれることはありません。
👉 ポイント:とにかく早く診てもらいたいときに選択肢になる。ただし高額になるので保険があると安心。
病院探しのコツ
- Googleマップで「hospital」「clinic」「pharmacy」で検索
- 薬局は医師の在籍時間を電話確認
- 保険利用予定なら提携病院を事前にチェック
- パスポートやIDは必ず携帯しておく
まとめ
マルタでは「無料だけど待ち時間が長い公立」と「有料だけどすぐ診てもらえるプライベート」の二極化。
体調や緊急度に応じて選び分けるのが大切です。ワーホリや留学中の人は、普段は薬局やヘルスセンターを使い、緊急時や早く診てほしいときはプライベートを利用するのがおすすめです。
👉 費用の目安は「マルタの医療費まとめ」
👉 保険でどこまでカバーされるかは「マルタで海外保険は必要?」も参考に。
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