日曜日の朝にしか開かれない、ビルグ(Birgu)のフリーマーケット。マルタ観光の定番スポットというより、地元の人が集まる生活感あふれる市場です。長期滞在者やワーホリ中の人に特におすすめできる場所で、毎週通うローカルもいるほど人気があります。
営業時間は朝5時から正午ごろまで。11時半くらいには片付けが始まるので、観光で訪れるなら午前中のうちに行くのが鉄則です。私がよく行くのは9時〜11時ごろ。この時間帯なら品揃えが豊富で、なおかつ混雑しすぎないちょうどいいタイミングです。
掘り出し物の宝庫!洋服がメインのマーケット
ビルグのフリーマーケットの主役は、なんといっても洋服です。
- 値段は 1〜5ユーロ程度(160円から800円程度)
- SHEINやZARAの洋服、アディダスのへそ出しトップスなども並ぶ
- 基本的には3ユーロ前後で買えるアイテムが多い (3ユーロ=480円程度)
11時を過ぎると、売れ残りを安くさばく店も増えてきます。中には0.5ユーロで売られることも!さらに「まとめて買うから安くして」と交渉すると、気前よく値引きしてくれることもあります。日本のフリーマーケットとはまた違った自由さとローカル感があって、まさに宝探しの気分です。
洋服以外にも面白いアイテムがいっぱい

洋服以外にも、雑貨や骨とう品、ちょっとしたアンティークがずらりと並びます。
- マルタの冷蔵庫マグネット
- 小さなレトロ地球儀
- 古いお皿や絵画
- 人形や置物など
私の旦那はこうしたレトログッズを買うのが好きで、よく日本へのお土産にしています。観光客向けに整ったお土産ショップとは違い、ここでは「誰かの家から出てきた不思議なモノ」と出会えるのが醍醐味です。
日本のフリマやリサイクルショップと比べると、どこか混沌とした雰囲気で、思わぬ掘り出し物が見つかるのが面白いところです。
行き方とアクセス方法

ビルグのフリーマーケットへは、バスでもフェリーでもアクセス可能です。
- バスの場合:Tallinjaカードで利用可能。やや時間がかかるが本数は多い
- フェリーの場合:バレッタから3ユーロ程度で利用可能(Tallinjaカード対応)
私のおすすめはフェリーです。バレッタからの景色を楽しみながら、短い船旅気分も味わえるので観光の一部として楽しめます。
現地の雰囲気と注意点
食べ物事情
会場内には屋台はありません。ですが、フリマの出口近くのキヨスクに、ちょっとした名物ドリンクがあります。オレンジ色をした「ドクターペッパー味っぽい不思議な炭酸じゃない飲み物」で、なぜか地元のおじさんたちが列を作るほどの人気。遠くからわざわざ買いに来る人もいるらしく、試しに飲んでみると「なるほど人気なのもわかる」と思える独特の味でした。(笑)
現金は必須
フリーマーケットではカードが使えないので、小銭を含めて現金を持参しましょう。洋服は1ユーロ前後なので、細かいお金があると便利です。
午後は品薄に
11時を過ぎると店じまいが始まるので、掘り出し物を狙うなら午前中に行くのが鉄則です。逆に「とにかく安く買いたい」人はあえて遅めに行って値下げ交渉を狙うのもあり。
長期滞在者やワーホリにおすすめの理由
マルタで洋服を普通に買うと、値段が高い割に質がいまいち…ということが多いです。だからこそ、フリーマーケットで1ユーロ前後で服を手に入れられるのはかなりお得。
ワーホリや長期滞在者にとっては「生活費を抑えるリアルな方法」としてもおすすめできます。さらにローカルに混じって買い物をすることで、マルタで暮らしている実感も湧いてきます。
まとめ
ビルグのフリーマーケットは、観光ガイドに大きく載ることは少ないですが、マルタの日常を体験できる貴重な場所です。
- 開催は毎週日曜、朝5時〜正午ごろ
- 洋服は1ユーロ前後から、交渉でさらに安くなることも
- 雑貨や骨とう品も豊富で宝探し気分
- アクセスはバスでもフェリーでもOK。フェリーなら景色も楽しめる
- 食べ物屋台はなくても、名物ドリンクあり
- 長期滞在やワーホリ中の休日におすすめ
マルタの観光地巡りとはまた違う「生活感に触れる観光」ができるので、マルタに来たらぜひ一度訪れてみてください。
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