「なんで公務員って続けること前提なん?」
安定?保証?ボーナス? …正直、全部どうでもよかった。
私が欲しかったのはただひとつ。
「毎日、生きてる感覚」。
だから捨てた。職も肩書きも、周りの「もったいない」という声も。
そして気づいたらマルタにいた。
地中海に浮かぶ小さな島国。最初は「どこそれ?」って思ったけど、この国は私の常識を片っ端からぶっ壊してくれた。
いろんな仕事を転々として、今はマルタのIT企業でヨーロッパ人に囲まれながら働いている。
その3年間で、価値観も生き方も激変した。
ここでは、公務員から海外就職に飛び込んでガチで変わった10のことをぶっちゃけます。
1. 人種ガチャで人生シミュレーションゲーム
マルタは超多国籍社会。
ドイツ人は無表情で効率重視、イタリア人は仕事中に恋バナ、コロンビア人は音楽が流れたら勝手に踊り出す。
🌍 サバイバル術:
- 他人のテンションに振り回されない
- カルチャーギャップは「ネタ」として消化
2. 衛生観念=カオス
「今それ素手で触った?」「え?飲食店なのに店員さん、机の上に靴のまま乗った?」
そんな軽いホラーが日常茶飯事。
でも怒っても意味なし。文化が違うから伝わらない。
🧼 生存戦略:
- 行動で見せて覚えさせる
- 清潔キャラに徹すると平和
- 基本的に人は変えられない。だから、自分が“許せるようになる”しかない
3. 福利厚生がチートレベル
残業NG、有給取り放題。「人生楽しんでる?」と本気で聞かれる文化。
🛌 正解ムーブ:
- 休む=当たり前
- フルチャージしてパフォーマンス倍返し
- 給料交渉もどんどんしよう
4. 転職は“進化”とみなされる
日本では「また転職?」とマイナス評価。
ヨーロッパでは「新しい挑戦すごい!」と祝福される。
5. 退職届=おめでとう!?
大手企業であれば、「辞めます」と言ったら「Congrats!」と拍手。止める文化ゼロ。
6. 長期休暇は呼吸レベル
2週間のバカンスも普通。「Good for you!」と全員で背中を押してくれる。
お土産文化は基本ない。買っていくと喜ばれるが、基本的にみんな買ってこない。
7. 始業ゆるゆる、終業はビタ止め
朝の遅刻は許されるけど、残業は即アウト。
⏰ コツ:
- ダラダラ残ると評価ダウン
- 「時間内で終わらせる人」がカッコいい
8. YES/NOを秒速で求められる
「検討します」は禁句。即答力が試される世界。
🗣 ポイント:
- 自信なくても答えを出す
- 誠実さは迷うことじゃなく、ハッキリ言うこと
9. 敬語なし、でもリスペクトあり
肩書きや年功序列なし。態度とレスポンスで敬意を示す。
日本の前置きが質問より長いメールを送る文化がないので、めちゃくちゃ楽。
10. 雑談とユーモアが職場の潤滑油
会議中に雑談が始まるのも普通。笑いが信頼を生む。
むしろ、顧客との信頼関係、レスポンスの速さが仕事につながることも。
海外に出て気づいた「人生の真理」
ここまで10個並べたけど、正直どれも細かい話。
本当に大事なのは——**「海外に出ると、人生観そのものがひっくり返る」**ということ。
日本にいた頃、私はいつも悩んでいた。
「失敗したらどうしよう」
「周りにどう思われるかな」
「辞めたら後悔するんじゃないか」
でもね、気づいたんです。
人が悩んでいることのほとんどは、実際には起こらない。
まだ来ていない未来にビビって、行動できないでいる。
それってつまり、起こってもいない幻を育てて、勝手に自分の人生を小さくしているだけなんですよね。
そして、その背景には「他人の意見」がある。
親に反対されるかもしれない、友達に笑われるかもしれない、会社に裏切り者と思われるかもしれない…。
でも冷静に考えてほしい。
他人の期待や評価を気にして、人生を決めて、最後に後悔するとき、その責任を取ってくれる人は誰もいない。
結局、自分しかいないんです。
だから私は思う。
他人の声に時間を奪われてる暇なんてない。
行動しないことこそ最大のリスク
「海外に行って失敗したらどうするの?」
よく聞かれる質問です。
でも私は逆に聞きたい。
「行動しないまま人生が終わったら、どうするの?」
海外に出れば、確かに困難はある。
言葉の壁、文化の違い、孤独。
でもその一つひとつが「経験値」になって、自分の土台を強くしてくれる。
公務員だった頃の私は、正直ぬるま湯につかっていた。
「安定」がある分、挑戦もなく、毎日はグレーに溶けていった。
でも今は違う。
マルタでの毎日は、カラフルで、生きている感覚で満ちている。
結論:人生は、自分でバグらせろ
もしあなたが今、少しでも「このままでいいのかな」と思っているなら。
それはもう、心のどこかで海外に行きたいサイン。
スキル?英語力?お金?
そんなの飛び込んだ後に、必要なら勝手についてくる。
大事なのは「行動する勇気」だけ。
それさえあれば、常識も固定観念もガラガラと崩れて、本当の自分に出会える。
私は公務員をやめて、マルタに飛び出して、毎日「自分やばすぎ」って思いながら生きている。
それが何よりの証拠です。
👉 他の記事でも「マルタワーホリ」「海外就職」「海外で初めて働きだした話」のリアルを語ってるのでぜひチェックしてください。
人生、バグらせよ。

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